畏怖王の千夜一夜
」のレビュー

畏怖王の千夜一夜

火崎勇/池上紗京

また読みたい。

ネタバレ
2017年2月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 戦争後のお話です。ヒーローは、国民を守るために自ら剣を振るう心優しい若き王様。けれど、長引く戦争を経て、人を信じることができなくなってしまいます。そんなヒーローが、ヒロインに出逢い徐々に心を開いていく物語。
聡明で心優しいヒロインの人物像が素敵でした。無知だった自分を恥じ、国王のためにと努力した姿にも心惹かれます。
他の方のレビューには、ヒロインが隠していた秘密が大したことないと書かれていましたが、貴族としての責任感が強く、聡明なヒロインだからこそ、真実が言えなかったのではと思いました。ヒロインがヒーローに出逢い恋をしたシーンに感動しました。2人がイチャイチャするシーンは殆どないので、甘々の話が好きな方には不向きかもしれませんが、2人が結ばれるまでのストーリーが私はとても好きでした。後書きでちらりと書かれた2人のその後のシーンも読んでみたかった。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!