このレビューはネタバレを含みます▼
303ページでした。以前、辛すぎる話を読んで泣きに泣いた経験からソーニャが苦手で避けてた私ですが今回はレビューが良かったので再チャレンジ!…結果、これは全然大丈夫でした!(^-^)。ストーリーの序盤では…ヒロインとその兄が両親の死後、2人で慎ましく生活しています。少年だった兄がヒロインの父・母・兄の役目を担っていて、まだ幼い妹をがむしゃらに働いてすごく大事にしてきた気持ちが優しすぎて泣けました。かんざしを買ってやれないと詫びるシーンがジンときました(T-T)。出番が少ないですが、純朴な兄の存在は物語の初めから終わりまでヒロインの芯の強さの源になっていますね。そしてヒーローは、母親や後宮のせいで完璧な人間不信ですが、設定では冷酷とあったけど…読んでいてそんなに冷酷非道には感じませんでした(^^;)。歪んでもなくて愛情表現ベタなだけ??やや少な目のラブ描写部分も、愛情たっぷりな感じで無理矢理じゃないし。だからソーニャNGの私でも好みのストーリーだったのかなと思います☆彡最初は、ヒロインを後宮に囲い、愛欲に溺れるように堕とすつもりだったヒーローが、だんだん心清らかなヒロインを信じ愛するようになる…といったストーリー展開で、舞台はほぼ9割が後宮内です。外に出たりする事が全く無いお話ですが、文章が良かったからか飽きる事なく面白かったです。最後はページ数が足りなかったのかパタパタッと早足でハッピーエンドにまとめていたので…もうちょっと続きが読みたいなぁ~。(〃ω〃) 傲慢ヒーロー×健気に耐え忍ぶ系ヒロインが好きな人にオススメします。