幸せになれそうな二人





2017年2月27日
自然に親しくなっていく。初めこそ強かったショーンの猜疑心も、自分の眼で見る彼女ビリーのことを信じられるようになるにつれいつしか、溶けていく。
しかし彼の体に刻まれてしまった、悪夢から冷ましてくれない子供の頃の悲惨な記憶が、時々暴れだす。忘れたくても容赦なく彼を苦しめる。二人の間には、彼が言いたくない忘れたい、そんな、秘密の過去があり、このことは、一巻目では一切明るみに出ずじまい。
その古傷の克服を経るのは、物語が後半に入ってから。クライマックスに用意されるのだ。
少しずつ親しくなっていく一歩一歩が素晴らしい。
注)前後編に別れており、一回で両方共を買い揃えるのはリスキーと見るかそれともお得と見るかは人それぞれと思う。前編次第で後半を買うかを決めるも手だとは思うのだ。セットものが、抱き合わせ販売風に、あれ?と思えるものと組まれて、安くても損した気分を味わうことがあるため、私は、セットは良し悪しだなと思っている。
子供の頃の紙時代のコミックは、すべて立ち読みした上で購入していた。
私自身は本作に関しては、セット買いし、よかったと思う。
絵とストーリーとが滑らかな流れの中で黒く暗いショーンの過去を抱き止めて癒すかのような詩情性も、この作品に落ち着きと安心感を与えている。
しかし彼の体に刻まれてしまった、悪夢から冷ましてくれない子供の頃の悲惨な記憶が、時々暴れだす。忘れたくても容赦なく彼を苦しめる。二人の間には、彼が言いたくない忘れたい、そんな、秘密の過去があり、このことは、一巻目では一切明るみに出ずじまい。
その古傷の克服を経るのは、物語が後半に入ってから。クライマックスに用意されるのだ。
少しずつ親しくなっていく一歩一歩が素晴らしい。
注)前後編に別れており、一回で両方共を買い揃えるのはリスキーと見るかそれともお得と見るかは人それぞれと思う。前編次第で後半を買うかを決めるも手だとは思うのだ。セットものが、抱き合わせ販売風に、あれ?と思えるものと組まれて、安くても損した気分を味わうことがあるため、私は、セットは良し悪しだなと思っている。
子供の頃の紙時代のコミックは、すべて立ち読みした上で購入していた。
私自身は本作に関しては、セット買いし、よかったと思う。
絵とストーリーとが滑らかな流れの中で黒く暗いショーンの過去を抱き止めて癒すかのような詩情性も、この作品に落ち着きと安心感を与えている。

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romance2 さん
(女性/60代~) 総レビュー数:1852件