覇王の花嫁
」のレビュー

覇王の花嫁

御堂志生/サマミヤアカザ

序盤は引いたけど後は良かった♡

ネタバレ
2017年3月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ スマホの2番目に小さい文字で266ページでした。結構読み応えのあるボリュームだったと思います。ストーリーの序盤、ヒロインの王女が悪役の前で、地下牢に囚われてるヒーローと夫婦の契りを強要されるシーンがあるのですが…あまりにゲスすぎて嫌悪感しか無かったです。が、その後、展開が良くなります。純真で可憐で優しいヒロインと、ヒロインを溺愛しているのに愛を知らず育った為にそれに気付かないヒーロー。平民出身のヒーローは覇王で良政で民からの信頼があります。逆にヒロインは、失脚した前王や王妃等々…貴族優遇の悪政を強いられていた国民から、“王女”というだけで厳しい拒絶と非難を浴びます。つまり、嫁ぎ先に味方はヒーローとほんの数名ぐらいしかいない状態です。時間と共に、ヒロインの人柄が理解されつつ…常に危険な状態にあり命も狙われ、最初からホントに気の毒なヒロインです(T-T)。が、前向きに考えたり努力する様が健気!いじらしいです!最後はもちろんハッピーエンド☆。ラブ描写もしっかりあります。地雷要素はやっぱり最初の地下牢シーンかな。長くないし、それを乗り越えたら(苦笑)後は素晴らしく、一気に読めて後味スッキリ爽快です。挿し絵はあまり期待しないほうがいいですが(^_^;)
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