生贄の花嫁 背徳の罠と囚われの乙女
」のレビュー

生贄の花嫁 背徳の罠と囚われの乙女

如月/すがはらりゅう

展開が早くてラストもスッキリ

ネタバレ
2017年3月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ ストーリーに【自動人形】という訳の分からないものが出てくるので、ずーっと気になりつつ読むのをためらっていましたが、今回300円キャンペーンの最終日に思い切って購入。やはり高レビュー通り良かったです。ヒロインは平民の中でも極貧!で…見目はめちゃ美しい娘です。そして母親から知らず知らずに令嬢らしさは受け継がれています。ヒーローはイケメンで領主の跡取りですが…昔の誘拐事件がトラウマになって『生きてる実感が無い』表面的には冷たいけど中身は温かい人です。ストーリーは“たった3日間”に凝縮されていてビックリでした。展開が早っ!(゜o゜; 自動人形はゼンマイ仕掛けでカクカク動き、パントマイム芸で日銭を稼ぐヒロインは得意ですが…私的に、その設定にどうしても違和感があり受け付けなかったので、早々にバレて良かったです(笑)。バレたあとはヒーローがヒロインを束縛・嫉妬etc.…。自分だけを見て欲しい超束縛タイプでヒロインもタジタジですね。ヒロインの出自はラストで明らかになります。なるほど…だから所作も教養も完璧なのねと納得しました。ラストは複雑な人間の心理を上手くスッキリおさめたなぁ~と文章力・構成力に脱帽でした☆。もちろんハッピーエンドでラブ描写もちゃんとありますよ♡。
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