愛で痴れる夜の純情
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愛で痴れる夜の純情

樹要/鈴木あみ

星4,5。原作小説2作目と5作目後日談。

2017年3月23日
全3巻180,179,179,ページ、すべて表題作(小説にはないおまけ:1巻序章26p、2巻楽屋裏8p、3巻には5作目の後日談分も漫画化74pで収録)。

原作は廓を舞台にした花降楼シリーズ小説。
本作はシリーズ中で唯一コミック化された2作目の綺蝶&蜻蛉のお話です。

漫画のほうはすいぶん前に読んですごく面白かった覚えがあったのですが、今回シリーズ小説がキャンペーン中で順に読んでいて、読み比べで久々に読み返してみました。

やっぱり蜻蛉が不器用にツンツンで抜けてて振りまわされてて可愛いな~!
綺蝶のほうがいろいろウワテ(笑)。

タイプの違う美人な2人。
麗しい廓の着物姿、絵的にほんと美々しい~。。
そこはやっぱり漫画の利点ですね!
たまにある手抜き絵のアホ顔、ワンコなつぶらな瞳もツボ(笑)。

小説のほうは細かい描写や表現が丁寧なので、小説1冊で漫画3冊にしても、小説のほうが読み応えに深みがありました。

とはいえ、内容的にはほぼ同じストーリー(若干含みの持たせ方の違う部分もあったけど)。
コミックのほうは読者サービスなのか小説にはない絡みのある甘~めなエピソードおまけが追加されてます(笑)。

また同タイトル小説には後日談はないですが、漫画3巻目後半に収録の後日談はシリーズ5作目(後日談集)と同じタイトルなので、綺蝶&蜻蛉のお話は一緒にまとめて漫画化されているようです。

原作の小説シリーズは各1冊が短め。
その割にはテンポの良い展開で読み応えもあり、かなり読みやすいので、普段小説読まない方にもオススメ!

1冊で1組なので別々で読めますが、登場人物のつながりが楽しそう。
小説1作目君も知らない邪恋の果てに、にも綺蝶&蜻蛉が姐貴分で脇役に登場してました。
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