甘くて純粋、少し悪党
」のレビュー

甘くて純粋、少し悪党

雪代鞠絵/高星麻子

SとM

2017年4月2日
初めて読む作家さんでしたが、無料立読みで興味を持ったので購入しました。









結果、ドンピシャでした。








受の真中は、なぜか同性から性的な目で見られてしまい、過去にトラウマを抱えている。








勉強一筋で浮わつかず、地味めな大学院生。








攻の董莉は、生い立ちが原因で、心に闇を抱えている。









作品紹介を読んで、トラウマや闇がからんだ重い話かと思いましたが、読後は温かい気持ちになりました。








真中の気持ちはよくわかる一方で、董莉のやや歪んだ部分にハラハラしましたが、病みBLにならずほっとしました。









エッチシーンに関しては精神的なSとMが見えましたが、ハードではないので楽しめました。








お互いに惹かれて、お互いじゃなきゃ駄目な二人なんだと思います。








ストーリーがしっかりしていて、作者さんが書かれる文章も好みでした。










でも、董莉が真中を苗字で呼ぶのは何故なんだろう?(笑)
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!