スパダリで献身的な恋人が実は…

ネタバレ

2017年4月3日

このレビューはネタバレを含みます▼ 記憶喪失になった受のところに恋人だと名乗る男が現れる冒頭なので、よくある恋人と過ごして記憶を取り戻すお話かと思いきや、記憶が戻っていない受目線からの日常描写が続き少し驚きました。

自分の部屋に住まわせ、買い物をチェックするシーンは攻の独占欲や2人だけの世界の要素を楽しむと同時にこの2人はどんな恋人だったのだろうかと読者から見て興味を持ち始める。
あまりにも受のことが好きなのに記憶がなくても今の受でいいと受け止めたり、前に受が好きだった本を渡すのは記憶を取り戻すためなのか？それとも趣向を押し付けているのか？と受目線ではわからない攻の様子を勘ぐりつつも、受は明るく前向きな性格のため記憶を取り戻すため動きます。

記憶を失う前の2人の関係は友達だったのかなと思ってたのですが、関係がわかると記憶喪失になった受にあまり昔のことを言いださない攻の描写に疑問を感じていたが納得ができた。
すべて受目線で描かれているため攻がどういう思いでいるのかわからなかったが、最後のページで薄暗い深みを持たせてくれたのでおもしろかったです。
少し淡々と話が進んだため、もう少し劇的なハプニングや感情表現があってもいいと思いました。
性表現も濃くなくエロが苦手な人でも読みやすいと思います。

違反を報告する

いいねしたユーザ3人

cynthia さん

(女性/30代) 総レビュー数：1件
mami さん

(女性/20代) 総レビュー数：4件
でちさん

(女性/40代) 総レビュー数：1件

レビューをシェアしよう！