街の灯ひとつ
」のレビュー

街の灯ひとつ

一穂ミチ/穂波ゆきね

作者買い

2017年4月22日
作者さんが書かれるキャラ達は、すごく「生きてる」感じがします。










良いところだけじゃないし、悪いだけでもない。










過去の出来事に影響を受けて、人格が出来上がっていった感じ。









だからこそ作品に深みを感じます。










今作の二人は、学生時代とある因縁があり、10年後に同窓会で再会。










酔った勢いで体の関係に、とここまではよくある展開ですが、その後はさすが一穂さん。













関係が進展する過程が無理なく丁寧に描かれています。












攻は、真面目で気弱?ごめんが口癖のようなタイプ。









受は、クラスの中心にいるような、でも明るくテンションが高い!のではなく、きちんと周りを見ているタイプ。










二人の周りのキャラ達も、きちんと生きて幸せになる努力をしている気がして、読後感が良かったです。
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