暁天の彼方に降る光
」のレビュー

暁天の彼方に降る光

和泉桂/円陣闇丸

シリーズ完結…

ネタバレ
2017年4月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 清潤寺家が抱えてきた問題、不安が一応は解決されシリーズ最終巻といった感じです。子に興味がなかった父が、ある意味父の代わりをしてきた伏見が長男と和解したのは暖かい気持ちになれました。和貴編はとにかく重い…和貴の特異な体質により友達ができないなど悩むのですが本人がドいん乱だとしても誰しも性的対象として見てくるのは流石に無理があります。例えばEDの人にすらそんなことを思っているのでしょうか?性欲がない人も当然います。逆に快楽に溺れるのはそんなに悪いことなのでしょうか?節度やモラルの問題でしょう。始終重いですが体質だから仕方ないと開き直るとか治療としてするみたいなことをやっても良かったような…。和貴はシリーズ通してこの特異な家や血筋に悩できますが、最終巻で本人の問題は精神(考え方)であり本質的に異常だったのは群がってくる周りの人々だったではと思いました。この家の設定は無理やり過ぎるとも思いましたが一応は解決、完結したということで星4です!
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