乙女の秘密は柔肌と共に暴かれる
」のレビュー

乙女の秘密は柔肌と共に暴かれる

ひなの琴莉/弓槻みあ

シンデレラストーリーです。

ネタバレ
2017年4月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 207ページでした。ヒロインは森で病気の母とひっそり暮らしている平民です。昔、ヒロインがまだ幼い頃に、オオカミに襲われたヒーローを身を挺して助け、その代わりにヒロインの背中には大きな傷が残ってしまいます。
数年後、母の薬代のために王宮で使用人として働く事になったヒロインですが、ヒーローの目にとまり食事係として引き立てられます。が、これが他の使用人達の妬みをかうことに…、という薄幸の美少女設定です。ヒーローはずっと命の恩人の少女を探していて、読んでいて『気づいてるのかな?』と思う節もありましたが、決定的になるのは最後の最後です。なので結構ハラハラしました。森の小屋住まいだったヒロインが王妃になるのですから、まさにシンデレラストーリーです!話の展開などは良かったんですが、ヒーローがちょっと不遜すぎる態度だったのと、ヒロインの周りの使用人達(上司や同僚)に良い感じのキャラがいなくてサバサバしすぎ?…というか華やかさのない話というか…、上手く言えませんがそういう『仄暗~い感じ』が-☆2になりました。文中の挿し絵はめっちゃキレイです!!絵は☆5ですね。
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