禍々しき獣の逝く果ては
」のレビュー

禍々しき獣の逝く果ては

楠本弘樹

途中までは◎

ネタバレ
2017年5月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 狂気が蔓延してて暗〜く重〜い怖〜い感じで始まったので、これはもう人外の猟奇的なグロい連続殺人事件がテーマのストーリーか、最後まで見られるだろうかと危ぶんだのですが、途中からキャラ変が起こった?? ギャグ的なやり取りも入ってきて少し戸惑いが生まれました。私にとっては冒頭の衝撃シーンがつかみOKとはなりませんで、結局その戸惑いが最後まで払拭できませんでした。あんなに親しい人たちをいとも簡単に残虐に殺しておきながらどうせ後で生き返るからっていう感覚がなんだかなーとも。そういうところで、ラストのめでたしめでたしシーンも手放しの感動とはならず読後感もすっきり度は微妙。が、なかなか興味深い物語ではありました。
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