東京喰種トーキョーグール
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東京喰種トーキョーグール

石田スイ

人外漫画の傑作

ネタバレ
2017年6月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ とにかく秀逸なのが主人公の心理描写や、グールの立ち位置を模索するグールたち。登場人物もかなり多いのですが、人間にもグールにもそれぞれ大切な人や思い出があって、だからこそお互いがお互いを憎む構図が出来上がってしまっていて、そんな各々のエピソードがしっかりと練り込まれています。伏線も多くて、展開も早いから引き込まれる。物語が大きく動きだすのが7巻あたり。あの拷問の描写はいるのかと思っていたら、まさかそれが主人公の覚醒につながるなんて。ずっと人間かグールかの葛藤の中で、自分はグールだと受け入れたのに、それも間違っていて。ラストは格闘漫画になっちゃってたけどね。「魔猿」さんが本当に魔猿だったことに泣けた。運命に翻弄された主人公の答えは出るのかな?傑作のくせに、何なんでしょう、あの14巻の終わり方。ここまで来たら続編も読まなくちゃ消化不良がおさまらない。このモヤモヤ感、それも作者の計算のうちかしら?続編を読み終えたとき、すべての点が線につながってくれたらいいな。
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