溺愛カフェで口づけを
」のレビュー

溺愛カフェで口づけを

柚佐くりる/氷堂れん

ポジティブ×ネガティブカップル

ネタバレ
2017年6月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 270ページでした。イラストレーターやデザイナーというちょっとクリエイティブな仕事を持つ人達の話です。ヒロインはこだわり珈琲専門店の店主であるヒーローと、崇拝している有名イラストデザイナーの話で急接近します。ヒーローは見た目はチャラ男で、ヒロインは真面目な大人しい地味子(格好が地味なだけで元は可愛い)という設定。軽い言葉遣いとは裏腹に、意外に真摯で誠実なヒーローと、ヒーローに大事にされてから意識が変わり、すごく可愛くなっていくヒロインの成長ぶりも良かったです。そしてヒロインが崇拝してやまない有名なイラストデザイナーの正体が実は…という展開です。(読み手には最初にバレるように書かれています)
イラストデザインをめぐり企業がらみの不穏な事件と、2人のラブストーリーが主軸の話で、ラストはもちろんラブラブハッピーエンドです☆彡
なんとなくパターン的にヒロインの片想いから始まるのかな?…と思いきや、予想外にヒーローがヒロインに恋をして悶々としている心情が面白かった!!
あとがきに『ページ数の関係で入れられなかった部分がある』とありましたが、ラストにヒーローが事件を解決させる辺りからバタバタッと話をまとめちゃった感じが否めませんでしたので、そこだけ☆-1になりました。
挿し絵は安心の氷堂さん。どの絵も素敵でした~♡
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