愛を禁じた理由
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愛を禁じた理由

アマンダ・ブラウニング/小林博美

もっと納得させてぇ・・・😩

ネタバレ
2017年6月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 電撃的に恋に落ちたエイミーとジョナス。前半部分は世捨て人としての人生を送るエイミーに猛烈アタックするジョナスだが、このジョナス、横暴で軽薄な男に描かれている。ところが後半は悲しみに裏打ちされた優しさあふれる度量の深い男に変貌している、そこにエイミーも惹かれていく。それはいい。エイミーに自らを投影して恋の駆け引きにドキドキワクワクできるから。しかし、それもここまで。この後は、謎解きもトキメキも今一つ。まあHQなので、エイミーが背負っている「罪」は大した事ではないだろうとの予想通り濡れ衣でした。その原因はローリの母。エイミーとローリの仲がどういう関係だったのか、エイミー目線とローリ目線の違いがこの謎の鍵。ローリの母はこの部分を突いてエイミーを攻撃している訳だけれど、その部分の状況説明が不足していて読み手の説得が出来ていない。このストーリーの一番の見せ所なのに感情移入が出来ないのです。ローリの幼馴染の告白でおしまい。残念です。「地獄の底からでも 彼女をひっぱりあげて 幸せにしてみせる」このセリフを言えるジョナスは最高なんですけどね。
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