このレビューはネタバレを含みます▼
264ページでした。作者買いです。
ヒーローとヒロインは産まれながらにして政略結婚が決まっています。そして、ヒーローが側近になりすましてヒロインに会いに行き、お互いに心を通わせるのですが、いよいよ嫁ぐ時にヒロインは自分の気持ちを殺して苦悶します。…と、いうのがストーリー序盤の話。作品内容の文もこの辺りだったので、それが主題かと思いきや…そこはあっさり終わり、本題は【特別な種族だった先祖の血を引くヒーローの精力が強すぎて、ヒロインを壊さないように苦労するヒーロー】の溺愛話がメインです。ヒロインは超優等生タイプで美しいし優しいし…文句ないのですが、王妃教育も一生懸命頑張りすぎるので、疲れた体を休ませてあげたいのに、ヒロインが可愛すぎて『待て』が出来ない大型犬みたいなヒーローです。側近を演じてた癖もあり、ヒロインに対してずっと敬語だったりもします。そして完璧に骨抜きになってるんですが、ヒロイン以外には威厳のある賢王なので、そのギャップも面白かったです。最後に事件も起こりますけど、ほぼイチャコラ話なので、…ラブ描写が少々多くても良い人にオススメします。☆彡