このレビューはネタバレを含みます▼
主人公は「醜い」と言う理由でイジメを受け果ては家族を失います。
この不当に奪われた家族は、全く罪もない真っ当な人達で素朴に愛し合う親子・姉弟だったため、主人公の復讐心も激しく燃え上がります。同時に家族愛によって培われた優しさが主人公に人を傷つける事に迷わせます。
段々登場人物が増えてゆきますが、8話時点ではキーパーソンを繋ぐ糸は新聞記者の若者と医者と最初の復讐相手です。
医者は静観の構えですが、新聞記者は一方的な正義感と本人無自覚な好奇心で暴走してる感があります(本来の仕事とは別に主人公の復讐劇を追いかけてる)のでここから話を引っ掻き回すでしょう。
主人公は女学生時代はセクハラすら忌避してたのに身体を売ることも躊躇わない等、復讐の為に全てをなげうつ覚悟です。しかし根底にある真っ当さを捨てられない主人公を下手に止める事は果たして良い事なのか?最初の復讐相手からの反撃に対抗できるのか?
破滅すら恐れない哀しい主人公の先行きが気になります。