鬼を飼う
」のレビュー

鬼を飼う

吉川景都

あっという間に引き込まれる面白さ

2017年7月2日
昭和初期を舞台に、奇獣という伝説の獣(でも本当は実在している)に関わる人たちのお話です。主たる登場人物は、奇獣商の四王天、四王天に身を寄せるアリス、帝大生の鷹名、司。この四人それぞれに謎や秘密があり、とても魅力的です。奇獣もそれぞれ特徴があって面白い。私は葛の枝という奇獣が健気で好きです。更にそこに、新聞記者や警察、そして謎の人物が関わり、物語が複雑化していきます。これからどうストーリーが展開していくのか、とてもワクワクしています。絵もきれいで読みやすいので、オススメです。
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