嘘と秘密と白い薔薇
」のレビュー

嘘と秘密と白い薔薇

マーガレット・ウェイ/皆川孝子

二重構造で読ませます

2017年7月30日
ヒロインの出生の謎解明とヒーローとヒロインの別離の誤解の解消が同時に進行していくのでぐいぐい引き込まれて一気に読みました。息子が正の存在としてうまく結末を導いている一方、負ともいえる謎解明の存在もあり対比のある構造が面白さを引き出していると思いました。残念なのは別離の理由が弱いことですね。これがHQらしくもっとドギツかったら、とドロドロ好きは思うので星マイナス1!
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