このレビューはネタバレを含みます▼
少女漫画を読むときはいつも主人公に共感したいのですが、この漫画は主役級のキャラが多すぎて潤子を応援したいのにモモエの話が邪魔、モモエが気になるのに潤子の話が邪魔と割とイライラさせられます。
潤子と星川さんがメインで進んでいればいいのに、アーサーとモモエカップルや、蜂谷とゼクシィカップルなど、他のカップルに焦点を当てすぎて主役ふたりが霞んでしまっています。
それぞれ個々の漫画だったらどれも面白いんだろうけど、同時進行で同じくらいの分量で話を裂いているので、一つの作品としては読み足りないし、進みが遅くなってしまいます。
また、お寺の堅苦しい環境で潤子が我慢して小さくなってしまうのは少女漫画として夢がなくて嫌です。山Pと石原さとみのドラマのような展開の方がまだ良かったと思いました。
とはいえ、先も気になるので続きは買ってしまっているのですが、最近はもう早く終わってほしいとも思ってしまっています。もう、完結まで待ってから、最終巻だけ買おうかな……。
重要な登場人物の多さ、展開の進み具合からも漫画より小説の方が合っているような気がします。
【以下追記、15巻まで読了の感想】
アーサーとモモエ、ハチヤとゼクシィが落ち着いてきて、たかねと潤子の関係も進み面白くなってきました。次巻で主役カップルは決着がつくのかな。途中はなかなか進まなくて辛かったけど、一気に読むとやはり面白いですね。まだ完結してないので続きが楽しみです。星3から5に訂正しました。