表題作＋関連2作

物の怪たちが暮らす「幻世」のバーを舞台に３カップルのお話。可愛らしいキャラクターとたっぷりのラブラブで楽しめます！

「飛んで火に入る夏のネコ」
ネコマタのナツは新人ゴシップ記者で、土蜘蛛で小説家のハイドの私生活を暴こうとハウスキーパーとして潜り込むが…。ネコのナツがうっかりゴロゴロ喉をならしてるのが可愛い！マタタビってやっぱり刺激が強いのね…。

「こちらが新世界の入口です」
ウワバミのレンジはナツとハイドがラブラブなのを見て刺激が欲しくて人間界に行きたくなる。役所に手続きに行くとそこにはヤマダという堅物がいて…。ヤマダをおとそうと、バレバレの演技のレンジが可愛いお話です。

「宵闇と黒猫と僕の騎士」
バーのマスター類はその昔、実は人間だった。孤独な類に子供のころから寄り添っていた黒猫おはぎの正体は…。このお話だけが、ちょっと雰囲気が違いました。類を守るギンがカッコいい！このお話が一番好きです！

「私の新世界へようこそ」
相変わらず浮気症のレンジ。みかねたヤマダはお仕置きを…。書き下ろし11ページ