会うときは他人の顔で
」のレビュー

会うときは他人の顔で

サラ・クレイヴン/水沢友希

いや、ちょっと・・・・

ネタバレ
2017年9月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ ごりごりの不倫ネタから入るHQ。こんな正々堂々誠実さの欠片無し悪びれる素振り無しのヒーロー凄い。しかも、自分の下品さ加減のせいでなんの非もないヒロイン巻き込んどいて、よりによって自分で蒔いた種のくせに、君と結婚なんかしたくなかったなどと。色々ゲスイ。遊んでばかりいたからか、ヒロインみたいな子好きになったのかしらね。なんだか控えめだからなのか、ヒロインが不憫。世間体ばかり気にした名ばかりの名付け親やヒーローバリにゲスイ従妹。ヒーローは、素直にヒロインに巻き込んだお詫びして気持ちを伝えればこーんな回りくどい、芝居なんかしなくてもねぇ、仕方ないけど。それにしても、ヒロインよく1年耐えたなぁ。でも、どんな気持ちでヒーローの芝居にのっかたんだろ?ヒーローにたいする信頼のなさを考えると疑問。そして、このサンモン芝居にどんな落とし前つけるのかと思ったけど。大したことなかった。君と結婚して他と関係持ってない!なんて偉そうに言ってるけど、当たり前だから‼きっと不倫ヒーローにはない倫理観なのかもしれないが。それにしても、ヒーローは恥ずかしくないのかねぇ、あんな従姉と不倫して自分の性欲抑えられず勝手に墓穴掘って、死にかけて。いっそ、痛い目に遭ってこれまでの行いに悔いてヒロインに誠実さを示してほしかったなぁ。きっと大きくみて良い話なんだろうけど、出だしのヒーローのゲスさが酷くてその印象が拭えず、またそれにしてはラストが弱い。
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