名作セレクション
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名作セレクション

ハーレクインコミック編集部

名作とは

ネタバレ
2017年9月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 名作とは?
一体何を名作と位置付けられるのだろう。
私の考える「名作セレクション」ではなかったようだ。
何か掘り出し物を探す目的で当たった方がよかったのかもしれない。

ハーレクイン蚤の市という名の方がしっくりくるぐらいではないか。若しくはクリアランスセール?

vol.30まで開いてこの試し読み集を放り出すことなく隅々付き合ったが、特集のまとめ方というか、フォーカスの仕方に、これは、という心が乗り出す感じにならず、また、収録作品を紹介する文が作品名の羅列のみで、どうもうまく乗ってないと感じた。

玉石混淆パッケージだから、無料でほんとよかったと思う。立ち読みレベルで今後の購入作品候補の品定めに過ぎないのにお金とられたらたまらない。
ただ、各セレクションに番号付けするだけでなく、テーマで検索も出来たりする切り口があるといいのではないだろうか?

残念な提示方法が、せっかく読みに訪れた読者を失望させる。各号の説明文はよく工夫して欲しい。

蛇足の追記:上記を書いた後、続けて後続のこのセレクションを読んでいたら、vol.32-カウボーイヒーローはレベルが高かった。ここまで読んだなかで、名作セレクションの名に、恥じないレベルなのはこれくらいなのではないか?
vol.35ーもよい。 変身特集としているが、変身そのものはありきたり展開が多いなか。そこだけの浅い作りではない筋書きであればよい。男性変身ものは、まだ新鮮だから、これで特集が組めると良かったのに、と思った。
vol.45も品質はそれほど悪くはない。ただ、出張先で生まれた恋特集としながら、出張とは言えないものもある。

結局今開ける全てであるvol.50まで読んだが、vol.49は興味をそそる試し読み部分の切り取り方だったように思う。ただ続きが気になる、というレベルで片付くというより、絵的にも、丁寧さが感じられて、コミックだから、ストーリーも画力も総合で一定の力で引き込んで欲しい。
32,35,45,49,こうした感じでその他も提示されれば星はもうひとつはなんとか上方調整出来た気がする。
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