愛の言霊
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愛の言霊

紺野けい子

温度感がいい

2017年9月24日
何がいいって、女の子も普通に登場するところ。
BLには女性がほとんど登場しない作品も多いですが、それってやっぱ不自然で、これは女性の絡みもありながら、元ノンケ同士がカップルになってる様子を描いてるのがよいです。
温度感がよりリアルっぽいというか。

そして両方とも男前なのがいい。
女の子がきちんと登場するからか、両方ともちゃんと男の思考と行動してる。
他の作品に多い女っぽい受けとか登場しないのがとにかくいいです。
男の子で、女の子に嫉妬したりいろいろ考えたり、でも重くないっていうか、そういう温度感がいいです。

ただし、1巻は表題作が半分くらいで、残りは別の3つのカップルのお話(うち1組は表題作にも登場したサブキャラ)です。
2巻はほぼ表題作で、1巻に登場したサブキャラのお話も一部。
1巻は大学生で付き合ってるところからスタートしますが、2巻は付き合うまでの高校時代のお話と1巻のその後が収録されてます。

表題作以外もあったので評価はちょっと迷いましたが、表題作推しで★5に。
1巻196ページ、2巻180ページ。
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