門限8時の恋人 分冊版
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門限8時の恋人 分冊版

じゃのめ

リアル&ハピエン、いいねコレ

ネタバレ
2017年9月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全話読みました。なんかじんわりと、良いショートフィルムの作品観たような幸せな読後感。1話目無料で読み始めたけど、1話だけじゃ、受けの子の複雑な人格や背景がわからない。身体に障害のある妹のことも、8時までに帰らなきゃいけない事情も、受けの子の、まだ高校生なのに複雑に形成されたキャラクターの背景として自然だった。キャラのルックスは、攻めも受けも好みではなくて、とくに攻めのアパレル店長の風貌がきたなっちくて好きになれなかったけど。でも、この店長も、勉強は不得意そうだけど、人としての厚みと弱さと、そして誠実さはにじみ出ていて、そういうところも含めてリアルだと感じた。最後、高校生が、受験で会えなくて余裕が無いのは自分だけ…なんて思ってたら、大人なハズの店長がカナリ余裕なくなっていてベッドになだれ込むあたりで、初めてこの店長にぐっときたましたね。何はともあれ、ハピエンなので安心して読めるし、これからも2人のストーリーが続くといいなと思いました。受けの子が大学生になって将来を考えたり、店長にも仕事の面で転機が来て…なんて、読んでみたいなあ☆
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