三角オペラ【単行本版】
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三角オペラ【単行本版】

冥花すゐ

歪な三角関係...

ネタバレ
2017年9月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作《イトウさん》同様、全編通して陰の空気が漂う世界観に引き込まれました。学園王子、大河内君。学園の不良、情報屋、山口君。この対極にある二人に想われる貞木先生。この生徒二人、それぞれに闇を抱えてて...そんな自分達の全てを受け入れ、受け止めてくれそうな先生に、理屈なく惹かれてしまったのかな。始まりは、どうであれ、結末には、愛を感じられました😊そして、この一筋縄ではいかないENDにも、作家様らしさを感じられます。欲を言えば、貞木先生が何故このENDを選んだのかの心理描写が、もう少し描かれてたらなぁ~と思いました。そこだけ、唐突過ぎた😩正直、好みの分かれる作家様だと思いますが、私は好きです。
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