しっぽふってついておいで
」のレビュー

しっぽふってついておいで

フジマコ

表題作+関連2作

2017年9月27日
お伽話のように人間以外のモノたちが共存している世界のお話。可愛いファンタジーです。

「しっぽふってついておいで」
ゲーム会社勤務の黒江と雨の日に拾った人狼シロのお話。亡くなった犬と同じ名前をつけられたシロが、初めて「うちの子」になって…。シロがしっぽふりふり、もふもふでとーっても可愛い!初めて向けられる愛情にキュンキュン喜ぶ姿を見ているだけで癒されます。ラブ度も高めです。

「満月の夜はここへおいで」
新入社員の茂木と、彼の教育担当になった吸血鬼ハーフの波川のお話。吸血鬼の自分が認められない波川に好意をよせる茂木だけど…。いい感じになった途端、艶やかな波川にドキドキしました。

「可愛がってやるよ、ご主人様」
ゲーム会社社長御影沢とレア人狼で黒狼の仁のお話。意地っ張りで、素直になれない二人が、だんだん惹かれ合っていく…。大人モードのラブですが、仁がうっかりしっぽをふってしまったり、お腹を見せてしまうところがツボでした。

「犬は喜び人間はしゃぎコウモリ本気で雪合戦」書き下ろし 8ページ
社員旅行で仁の別荘にきた3カップル。雪が降って大はしゃぎです。

「カレーができるまで」
「とってこーい!」
カバー下マンガ それぞれ1ページ

「飛んで火に入る夏のネコ」が可愛くて楽しいお話だったので、明るいお話が読みたいなと選びました。3カップルのお話ですが、それぞれタイプが違うので楽しめました。人外のお話はあまり得意ではないのですが、フジマコ先生の作品はとびきり可愛いので大好きです。
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