アロエッテの歌
」のレビュー

アロエッテの歌

犬木加奈子

悪役が光ってました

ネタバレ
2017年9月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 思わず一気に読んでしまいました。
幼いコゼットの悲運に憤り、劣悪な環境から救い出された時は胸が踊りました。
コゼットの対照として描かれるエポニーヌの人生もある意味非常に惹き付けられます。
栄華を極め、転落しどん底までおちてなおコゼットの障害として立ちはだかるエポニーヌ。
作中、人間の醜さの象徴のように活躍した彼女ですが、それでも彼女の恋心だけはアンバランスなほどに最後まで純粋で悲しさを感じました。
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