「ベクトル」シリーズ
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「ベクトル」シリーズ

きたざわ尋子

星4,5。前半2冊、後半2冊で2組の話。

2017年10月1日
(小説、全4巻完結?b)

最初の2冊、1欲望→2衝動がカズキたちの話。
その後の2冊、3熱情と執着→4情欲と視線は主人公が義兄になります。

けど背景のストーリーは4冊でつながっていて登場人物たちも被っていて同じ。
最初の2冊で読了も可能ですが、前2冊での前フリの話も後半2冊で解決するので、せっかくなら順番に全4冊読むのをオススメします。
(認知の話や怪しい脇役などは後半2冊で話がすすみます。後半にもカズキたちは登場するのでその後の2人も垣間見れます。)

まずまずの読み応えでした。
4冊あるので背景ストーリーに広がりがあって面白かったです。
2組とも見目麗しい若者とスパダリなお相手。
タイトルのようにけっこう執着してます(笑)。

後半の義兄の話は、相手は誰(どっち)になるのか?気になったので(ネタバレしないよう)あえて作品説明を読まずにワクワクしながら読み進めました。
あー、そっちだったか!
もう一人の気になってた相手がちょっと可愛そうでしたが、ラストのオチ的なおまけもあって楽しかったです。
後日談的にその後のこの家族の話あったら、読みたいな~。

おまけ星5と迷いましたが、すでに総合4,7あるようなので星4で。
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