このレビューはネタバレを含みます▼
最初は、この人が?っていうくらい、一見爽やか営業マンだけど、女に手の早い男がヒーローでした。それが、潔癖症で人を寄せ付けようとしないヒロインを、強引にそして包容力を持って口説き落とすヒーローに変わっていくから驚き。ヒロインも彼が遊び人だと知っていながら、実は優しいヒーローに段々と気を許していきます。その経緯をクールに見守るヒロインの幼馴染の女医、水瀬やヒーローの友人の葛西、山本、そして仕事の出来るヒロインに憧れる後輩の千里。いろいろなキャラの脇役が生き生きと描かれ、読むのが楽しかったです。また、ヒーローがヒロインを口説き始めてから、社内でそれを隠さず、社内でも何となく公認になっていくのも面白く、最後での出来事に繋がっていて、思わずニヤけてしまいました。サプライズにサプライズ返し!何だかヒーローらしくて笑えました。部長の一言も良かったです!