雪よ林檎の香のごとく
」のレビュー

雪よ林檎の香のごとく

一穂ミチ/竹美家らら

文章を読む喜びを知らしめる一冊。

2017年10月6日
志緒の思考回路、言動は突き抜けて潔癖で愚直で、純粋。こんな子に好きになられて、なびかない人がいるならお目にかかりたいレベル。それが普通(むしろやや地味)な高校生の皮かぶってるとか。先生に同情しちゃう。
はっとする表現やセリフに出逢えるのは読み手にとってこの上ない喜びで醍醐味。ストーリーや人物像だけでなく、紡がれた言葉を読む喜びがある本だと思います。私は志緒が切った啖呵が好き。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!