表題作のみ。この「好き」がわからない…。

「あの子が彼を好きな理由」
望には忘れられない人がいる。ずっと辛くて落ち着かない日々を過ごしていたある日、彼そっくりな笑顔で花輪さんは現れた…。高校生の望と会社員花輪のお話。線の細いふんわりした柔らかい絵で、切ないストーリーが一層引き立ちます。設定的に、んん？となる部分もありましたが…。人を好きになるのに理屈はいらないんだけど、あまりにもそっくりだと混乱してしまうのかも。勿論、花輪にとってもそれは同じで。望が悲しい過去から一歩踏み出すことができて良かったです。…でも健吾はあまりにも兄に似てて微妙なんじゃないかな？などと、余計な心配をしたりして。

「その後」27ページ
望、大学生になって。

「ありがとう」描き下ろし 5ページ