このレビューはネタバレを含みます▼
コミカルでシュールな碗島子先生の作品。このコミックスには2つのお話が入っています。初々しい高校生カップルだけど、やることは凄い二人!合間に入る父の教えが最高です!後半は大学生と小説家カップル。先生お得意のシーンが出てきます。
「野田家の教えにより」
諦めの早い航太に父は言った。「やってもみずに諦めるな。まず挑め」だから挑んだ。聡からの告白を受け入れ、さわりっこも目をそらさず、その先も…。誇らしげに父に報告できた航太にブラボー!と言いたい。なんてまっすぐな息子に育ったんだろう。
「野田家の事情により」
父の言葉通り、やってやれないことはない。Hだって最後までやり遂げる頑張り屋な航太。立てた襟や父と聡の会話も最高!
「おまけ」描き下ろし 6ページ
恋愛相談を父にする航太。真剣に答える父。「分からんよ、男との色恋など」…父の心の声にふるえた。もうたまらない。本当に立派な父!一生懸命考えてくれてるもの。多分この本の中で1番好きなお話かも。
「あふれる言葉を君に添えて」
恋愛小説家のとうと先生と助手の涼馬のお話。所々にちりばめられる、先生の素敵な文章…。時々それが邪魔だけど、いつのまにかはまっていく涼馬が必死で可愛い!
「妬けどもかなわぬ」
二人の家に、編集者の酒向がやってきて。ちょっと妬いちゃう涼馬だけど…。本編よりラストの涼馬の友人山田のインパクトが強い。
「それでも側に居たいから」
とうとが、他の作家と対談することになって…。今作では無いのかな?と思っていた、激しいプレイがここに登場しました。ギャー。
「先生の秘密」描き下ろし 6ページ
開けていけない先生の部屋の秘密。
「あとがき」描き下ろし 1ページ
小牧先生と編集者酒向。
「野田姉」カバー下マンガ 1ページ
ひそかな姉の活躍。
「山田」カバー下マンガ 1ページ
パン屋での修行。
「電子限定描き下ろし漫画」2ページ