花葬りて、夜
」のレビュー

花葬りて、夜

市ヶ谷茅

後引く余韻、良かったけど…

ネタバレ
2017年11月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 了くんはこの後どうしたか…は読み手の想像に委ねてるのでしょうか? 後を追ったように思えますが…。このラストはなんとも言えない読後感。物語として完成されていてこれで良いと思うけど、朔さんの葛藤と真意が分かりこれから新たな2人の関係と生け花の世界が始まる〜って幸福感の直後に…ってのが辛い。感情を外に出さず淡々とした了くんの姿も辛い。艶っぽい先生と才能豊かな弟子の蜜月をもっと見て居たかった、という物語無視の一読者のわがままでモヤっとしてます。
短編のカフェの話で辛さが緩和され、沈んだ気持ちをちょっと回復できたのが良かったです。
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