このレビューはネタバレを含みます▼
まず、絵柄がきれいです。私の好みでした。モテまくる龍に片思いする翔太ではなく、逆なのがツボでした。お互いに思い遣り、助け合う親友同士。龍の10年越しの我慢が爆発して、翔太に乱暴してしまう。そりゃあないわ!好きな相手に!と思いましたが、号泣しながら翔太を抱く姿にほだされました。もう嫌われてもいい!と思い、ずっとしたいと願った一夜だったんだろうな〜と。中1からふたりの関係が始まり、翔太は難聴で、龍はモテまくりの為、まわりから疎外されがちだった。でもお互いが乗り越えていってその様子が、素敵な思い出として描かれてます。翔太が龍の愛情を受け入れるまでが、少しもの足りなかったんですがページの都合なんかもあるんだと思いました。最後、翔太が龍といたすシーンは龍が主導権を握ってるのに、翔太の愛の告白で泣いてしまい可愛いな〜と思いました。叶わないだろうと諦めていた相手からの言葉に、心底流した涙。龍はクールなイケメンなのに翔太の前だけは泣き虫でヘタレな、優しい、ムッツリすけべ。こういう一途さって、たまりません。無さそうで実際ありそうな青春だわ〜と、噛み締めつつ読みました。二人の話はぜひ今後も読みたいです。龍の先輩晶さんのキャラも素敵で次作の「こいつは〜ダメ」も続けて読むとさらにオススメですよ?別々に独立したお話ですし、読みやすかったです。