このレビューはネタバレを含みます▼
冒頭2作品は切ない、悲しい話でした。人魚姫はヒロインの愛の深さを、相手が理解できていない。彼女の愛を注ぐ価値もない男なのに、ヒロインは他に目を向けられず自ら滅んでいく。こういう男は後で天罰が落ちればいいのにと、考えてしまった。吸血鬼の話は彼の死ねない苦悩が、哀れで読み進めていると泣けてきた。最期の花魁の話は、純愛一途なヒーローですが、見事に間抜けです。惚れた女が判らず、別の女に大金はたいて、、。ヒロインとしてみたら、ぶっ飛ばしたくなりますよね。何年も待たせて、、。