俺のために喘げ~石油王と絶対服従の蜜夜
」のレビュー

俺のために喘げ~石油王と絶対服従の蜜夜

速瀬みさき

確かに、軽いぞ!

ネタバレ
2017年12月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私もヨミホ。確かになんか軽い作品。シーク、末っ子、和菓子、というそれぞれのアイテムが表層的で深みがない。末っ子であるがゆえの苦悩?も和菓子事業の展開もさほどの広がりなく収束。また二人の恋愛もなんとなく上っ面な感じでエロシーンにも萌えない。フラリと立ち寄っただけのお店で和菓子を食べたのがシークが和菓子事業を思い付くキッカケだったようだけども、あの食べたあとの笑顔だけじゃ弱い。また途中でシークが和菓子を作らせるシーンがあったが「自分専用のを作らせるほど和菓子の味にハマったんかい、金持ちはやることが違うのぅ」とだけ思ったし。読者が感情移入するヒロインが和菓子大好きっ子であるとか、老舗の和菓子屋の一人娘であるとかの設定で“和菓子”に絡んでいくわけでもないからこちらもスルー。なのでラスト、日本に腰を据えて和菓子を海外に向けて展開するぞとシークに言われたときはヒロイン以上に「えーっ!」でしたよ。シーク、コピーもろくに取れずしかも文句言ってたくせに大丈夫か?末っ子の苦悩的なセリフ(だけ)あったけれど、ただただ甘ちゃんなだけじゃ…。辣腕をふるって事業を成功させる男性には全く見えず、ヒロインの行く先がとても心配になるラストでした(苦笑)
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!