このレビューはネタバレを含みます▼
長い葛藤、情緒不安定、優柔不断。を、これでもかと詰め合わせたような内容です。同じようなやりとりが延々繰り返されるため「読み疲れた」という感想のほうが大部分を占めていて、感動とかはなかったです…。すごく長い葛藤が続きますが、これがリアルな話なのかどうかも人それぞれだろうし、読み手として特にリアルさも感じず。主役は言い寄る女を取っ替え引っ替えやりまくって来るもの拒まず去る者追わず主義(作中では愛され主義と表現されている)どこに魅力があるのか分からないノーマルリーマン先輩と、執着メンヘラストーカーかつ逃げ癖気質の情緒不安定後輩。読んでてどちらかに強く共感するところも惹かれるところもなかったので、両者互いにどこに惹かれたのか謎。時々突然ネタみたいな会話になるのも「?」と、ついていけず。…めちゃくちゃ書きましたが、深い内容なんだろうな…とか、マイノリティな恋愛は辛いんだというのが伝えたいのかな…とか、人生において恋愛とは?という語りかけ?…と、自分なりに拝受したつもりです。行為は2巻へかけてリバですが、リバ嫌いですが、なぜか逆にそこだけは妙に納得したというか。物理的に〝ネコの気持ち分かってこそのタチ〟みたいな説明に「たしかに」と共感しました笑。いろんなところで高く評価されているので読んでみましたが、個人的にはなんともいえない後味でした。
ただ、あくまで個人的なので、こんな感想もあるということです。多数あるレビューのほうが圧倒的に正確だと思うので気に留めないほうが良いかもしれません笑。失礼しました。