花よりも花の如く
」のレビュー

花よりも花の如く

成田美名子

最終巻、お疲れ様でした!

ネタバレ
2017年12月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 26.2追記。
いい終わり方で涙が出ました。最後がほっこりコミカルにまとめられてるところも、どの成田美名子の作品にも根底にある朗らかさと、初期の頃のコメディタッチの花花感もあって、グッときた。長期連載、お疲れ様でした。良いものを見せていただきました。ケンちゃんもがんばったー!

24.10追記。
↓過去に「拡散型に違和感」と感想を持ちましたが、道明寺への道には必要な要素だったんだなぁと、最新巻を読んで思いました。
舞台へ伏線が美しく回収されていく様に、そしてその有機的な乱雑さに、ぐっときました。型があっても演じる人は生身なのだ、という作品の根幹にも通じる形。

------以下旧レビュー------

後半、主人公ケンちゃんがお喋り拡散型で、おばさんっぽい。周りにどんどん勝手に人の事情を話し、巻き込んで行く。葵の上にちなんだ不倫の話、葉月さんのストーカーしかり。これまでの作品はどれも繊細に人間関係を紡いできた作家さんだと思うので、今回主人公が他者のナーバスなところをベラベラ喋る姿やお節介に違和感。善意に見えない。そこ以外では絵も美しく、芸事に向き合いひたすらに励む姿や、周りとの関係から芸の肥やしへと吸収する所は好感が持てます。

18巻では、初期のケンちゃんのような飄々とした1面も描かれていて、そこは面白かったです。能はあんまり関係ないかな……
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