狗神の花嫁
」のレビュー

狗神の花嫁

樋口美沙緒

星4,5。和風神様ファンタジー。

2017年12月23日
(小説、全2巻)

パブリックスクール、愛の巣(ムシ)シリーズでどはまりした作者さん。
上記2作がどちらも弱い健気な主人公と超ハイスペックな相手、切なくぐっとくるお話でしたが本作はだいぶ雰囲気が違いました。

主人公は普通の子だけど年より若く見える物怖じしないやんちゃっ子。
反発心もおう盛で傲慢な神様と最初はソリが合わないけど、、、
互いに心が少しずつすりよっていくところが良かったです。

なんだかんだ言って尊大ながらも一生懸命な狗神がかっこ良かった。
周りのキャラもそれぞれ楽しいです。
特に子狼のケモミミ茜が純真良い子で超キュート!
癒される(笑)
美人でオカンな眷属や他の神様&ご伴侶ももいい役。

この脇役の話も読みたいな~。
スピンオフないのかな??
もしさらに続編・スピンオフが出たら読みたい。

パブリックやムシシリーズほどの吸引力ではないものの、本作もまずまずの読み応えで楽しかったです。
好きな作者さんなので応援も込めておまけ星5。

<*神様について>
狗神、確かに古来から存在するのとは意味合いが違うようです。
日本史や古代和物などすごく好きですが、そもそもラノベBLファンタジーですし、各作品での個別設定があっても良いのでは。
これはこれで読んでて違和感なく楽しく読めました。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!