凄かった…





2017年12月30日
かなり昔の時代が設定で、ヒロインの名前の漢字も香取憂子。憂子の壮絶な物語に読み終えてもしばし呆然として動けませんでした。出会った男が違っていたら憂子は幸せな人生だったのかな。いや彼女の血は平穏な人生を望んでないか…。ただの人殺しの恐ろしい女とは思えなくて、悪の魅力にも惹き付けられたし、最後はただただ悲しい女性だった。ドラマティックなラストシーンに満足。続編…無いか…。厚みのある人物描写が秀逸。実写で見たいけど銃をぶっ放すのは現代では無理だし、憂子を演れる女優も思い付かないなあ。

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モリ子 さん
(女性/50代) 総レビュー数:216件