ノーカラーベイビー
」のレビュー

ノーカラーベイビー

奥田枠

とても良かった

ネタバレ
2018年1月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙の子が一見ガラの悪い擦れた感じで始まりますが、徐々に本当の姿が見えてきます。
寂しさや諦観、怯えなど、経験から刷り込まれた色んな思いから、「求めてもらうために、相手の求める自分にならなくては」と思い込んで生きています。
攻め君と出会った事で、本当の自分を直視される事に怯えながらも、作らない自分を愛して貰える喜びを知り…

胸が締め付けられるようなシーンもありますが、そうそう、そうでなくてはね。苦労したんだから…という展開で報われますので安心。
幸せな涙が流せました。読み応えがあり、つい読み返してしまう素敵な作品です。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!