願い叶えたまえ
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願い叶えたまえ

西田東

壮絶にネタバレします

ネタバレ
2018年1月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ すみません。未読の方は絶対に読まないで下さい。先に書いておきますが私も西田先生の作品大好きで、そのほとんどを購入しています。そして沢山の方が書かれているこの作品の良い所、全くその通りだと思います。西田作品の中でも最高に近い評価で一番の長編となるこの作品をすごくすごく期待して読みました。1巻、2巻、めちゃめちゃ引き込まれて読み進めました。そして起こった3巻のあのシーン…。あれ…あれは…祐介が撃ったんですよね!?何度読み返してもそうとしか見えなかった。不幸な事故…撃った本人も周りも誰も知らない…なので祐介自身知らずに嘆き悲しんでいる。でも…でも深見さんと何より私が知っている!撃ったのは祐介だと!!深見さんは忘れてしまったけれど…私には衝撃的過ぎて…ドラマの中に入り込んでいた気持ちが一瞬にして“西田さんそれはない!!”と現実に引き戻されてしまいました。それを含めて皆さんドラマチックで感動的なストーリーとおっしゃっているのかもしれませんが、私はどうしても祐介に撃たせた事が納得できない!!どうして普通に他者が撃った流れ弾ではダメだったのか?それこそ涙が出そうなくらい許せないシーンでした。このシーンさえなければ素直に良い作品だったって言えるのに…大好きな西田先生の評価を下げるのはとてもとても残念ですが、なぜこのシーンに誰も引っかかりがないのかが壮絶に気になって…あえて投稿してしまいました…底の浅い感想と思われたら申し訳ありません…。
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