このレビューはネタバレを含みます▼
石田リンネさんが好きで、おこぼれ姫と円卓の騎士から知りました
最初、一巻完結だと思っていたので、思いがけず続編が出たことでものすごく嬉しかったです
類まれなる才能を持つ内気で弱気な主人公と努力の天才であり上に立つ者の素質を持ちながら人としての弱さもちゃんとある皇帝のお話。
恋物語かなと思ったのですが、甘酸っぱい恋愛模様を期待してる人は肩透かしを食らうかもしれません
前作の主人公とは違い、気が弱くウジウジしてしまうところがあり、女の子らしくてとても魅力的な子です
知れず皇帝の心を癒し、皇帝によって強い心に育てられる、そんな支えて支えられてな関係は、普通の恋人になる話よりもずっと素敵で憧れてしまいました
互いを尊重し、高めあえる、そんな2人のこれからに注目していきたいです
仕事の関係で主人公が長期間地方に行ってしまうみたいなので、次巻からは皇帝はお休みかな?地方で主人公の恋なんかがあったらちっと面白いかなと思いながら、続きを待っている状態です
「女の子」な主人公が、皇帝に焚き付けられ男だらけの官吏職で、才能と女という武器とを使いのし上がっていく
ドキドキワクワクして目が離せません
イラストも可愛くて、何より名前が素敵です
。茉莉花ちゃん、娘の名前にしたい