詰め込み気味

ネタバレ

2018年2月5日

このレビューはネタバレを含みます▼ 砦の魔女がとってもステキな作品だったので、こちらも購入しました。
全体的な雰囲気は、さすがというか、ホッコリのんびりといった印象でした。
最初は異世界から来たヒーローに助けられつつ彼を支えつつ関係を深めて行く話かと思ったのですが、途中から「んんん？そっち？？？」と思うことが増えてきて、最終的にはメインキャラが脇役に降板したとも思えるような扱い。
異世界から来たは彼は途中からおいてけぼりですし、和風の服を着ているので硬派と思いきや途中から性格が退行して子供っぽくなった印象ですし、そもそも「異世界から来た」という設定が全く活かされておらず、その辺で行き倒れていたから可哀想で引き取った、くらいの設定でもよかったように思います。
ヒロインの相手役が複数になるので逆ハーレム作品なのかといえばそうでもなく、あくまで三角関係。
こんな3人でこれからどうなっていくの⁈と、期待をもたせたいのであろう終わり方でしたが、どうあがいても越えられない壁を感じて、ゴートはかませ犬にしか思えずいたたまれない終わり方でした。
ゴートが出てこなくてもお話が綺麗にまとまる気がして、いっそでてこなかった方がスッキリ読めたんじゃないかとすら思えます。
今回は色々設定が詰め込まれすぎていてゴチャゴチャしていましたが、とっても素敵な作品を生み出す力のある作者さんで設定も素敵だったので、せっかくなら異世界からの来訪者、と、ゴーレム、は、それぞれ別のお話で読みたかったです。
次回作への期待と、砦の魔女の続巻に期待して、星2つ上乗せです。

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コロナ辛口/太陽由来さん

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