可愛い。惜しいけど可愛さに萌える。

小森さん作品を初めて読みましたが、絵が凄く綺麗で他作品も読みたいと思うほどに好きになれました。
特に女の子の目がパッチリとしていて可愛くて、りぼんっ子だった私にはストライクな絵柄です。

しかし肝心のストーリーですが、1巻目は続きどうなるのかなとワクワクしてキュンキュンしていたのですが、ラストの3巻目ではすでに興味が薄れる展開になっていたのが残念でした。

そもそも3巻で完結させるには違和感を感じる恋愛模様でした。ある人に恋をしてしまい泣いていた主人公が、もう次の巻では別の人を想って泣いていたし…。
お前の恋って、その程度の想いだったのか！！と主人公にツッコミたくなりました。
5巻以上ある作品なら、色々あって好きな人が変わるってストーリーもありだと思うんですが、3巻しかないのだから最初に好きになった人とそのままくっつけてほしかったです。

イケメン二人出てくるので、どっち派とかで盛り上がりそうな作品でしたし、実際私もどっちも好きでしたが。
最初はホントに、何考えてるか分からない独特の雰囲気を持った孝弘にときめいていたので、そのキャラクターを最後まで貫いてドキドキさせてほしかった。
気付いたらかなりのラブコメノリになっていて、ラストまで「えっそんな感じ？！」と思ってしまいました。
それがこの作品の良さでもあり、不満点でもありといった感じ。
面白かったんだけども、理事長の件といい、恋愛面に関してもあまりスッキリせずに終わりました。

もっと続けてくれればスッキリできたのかなぁと思うと残念です。最後は一応、主人公は好きな彼とくっついて終わったのですが、連載が続けばまだ全然もう1人の彼にもチャンスがある感じな終わり方でした。
なのでくっつかなかった方の彼が好きな人は、妄想の中でくっつけれます。笑
結に関しても、主人公のこと好きになってからも遊び相手の女関係清算してなさそうだったのもモヤッとしました。

色々言いましたが、絵は綺麗だし二人の男の子にキュンとさせられるし、少女漫画好きさんには普通にオススメできる作品です。
私は主人公の可愛い見た目＆キャラクターが1番好きかもしれません。