待ってて、わたしの王子様
」のレビュー

待ってて、わたしの王子様

朝野りょう/加々見絵里

時をかける呑気なヒロイン

ネタバレ
2018年2月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 過去と未来を三度ヒロインは時をかけます。その先には必ず王太子のヒーローがいて、王太子暗殺をキーワードの話と共にヒロインも行動します。ヒロインは男性を前に話せなくなる困った癖がありますけど、初めからヒーローに対してだけ普通に会話出来てます。自分より身分が下と判断した男性にだけ癖が出ないから(笑)王太子と分かるまでヒロイン好き放題言ってたりしますが最初はホントに年齢通り幼いヒロインですから仕方ないかな?と。ただ14才〜18才と成長していく上で、最後あたり幼い言動も良くなり好ましいヒロインに見えてきて読後も爽やかとなりました。結構な痛い目も経験してしまうのに、へこたれないしイジイジウジウジ引きずらない大らかさがいい。ヒロインの侍女も面白くて良かった。王太子のヒーローとは暗殺絡みで甘い雰囲気があまりないですけども、解決後の終わり際にヒーローが甘々になるところが見られます。寡黙なヒーローなので甘さも輝きますよ(笑)
いいねしたユーザ4人
レビューをシェアしよう!