新宿ラッキーホール
」のレビュー

新宿ラッキーホール

雲田はるこ

素朴で深い。続刊欲しい!

2018年2月15日
203ページ、1冊表題作(連作で1つの話、計4組出てくる)。

タイトルがばらばら、最初の1話を読むと短編集かと思いますが、違います。
すべて一つの話につながっていきます。

昔マンガみたいなそぼくな線の絵で、コミカルさもあるんだけど、ストーリーの軸は深い。。
メイン2人にまつわる話が、時間をかけて短編連作形式で進んでいきます。

互いに淡々としてるんだけど、過去がわかると切なくなる。
それからの話が欲しかった!
レビューを見ると、続きがあるのかな?
続刊でたら絶対読みたい!

作者さんは落語の話がすごく良くてお名前に覚えがあります。
一見素朴に見えて味のある深いお話が上手なんでしょうね。

ストーリー重視の方にもオススメです。
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