このレビューはネタバレを含みます▼
記憶喪失を二度経験してしまうヒーローは性格はもとより立ち振る舞いも異なり、ヒロインは動揺してしまいます。しかもヒーローの部下から記憶喪失時のことは明かすなと…さっさと諸々を告白すればいいのにと何度かもどかしさを感じました。閨のシーンは長めで同じパターンっぽく読み飛ばしました。それよりもヒロインの騎士となったときの肌を重ねる前の初々しい二人や、ヒーロー目線のお話がもっとあったらよかった。ところどころで心理描写がとってつけたような感じもあり、☆は3+くらいです。ストーリーも二人中心だし。時代背景はあってもそのなかでの政治的な動きもなくて、全体感から薄いと感じました。イラストはDUO BRAND.さんで、ガタイのいいヒーローを描くのが上手いのですが、この作品に関してはなんか線や軸が細く、ヒロインも腕が細すぎたかな？衣装や飾りは素敵でした。
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