灰色のマリエ
」のレビュー

灰色のマリエ

文野さと/上原た壱

マリエの世界に浸りました。

ネタバレ
2018年2月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ とても良かったです!
仮初めの結婚をしたヒーローとヒロイン。ヒーローが、自分を煩わせるなと言ったり、他に女性がいたり、なかなかダメヒーローです。ヒロインは、全く知らない人や物が灰色に見える性質を持っています。
徐々にヒロインに惹かれていき、必死にヒロインに近付こうとするヒーローが、最初最低だった分良かったです。ヒロイン目線、ヒーロー目線が交互に描かれて、それぞれの心理に入り込めました。
特に2巻では、情人が2人の邪魔をしたり、ヒロインが物置部屋に住んでいたり、すぐに出ていけるように鞄に荷物を詰めたままだったり、色々グッときました。
とにかくヒロインが控えめだけど、芯が強く、働き者で素晴らしいです。そこを一貫しているのが良かったです。
エロシーンなし、ドキドキワクワクもないけど、温かな色彩の世界観にハマりました!
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